みかづき紅月 『獅子王会長と日常と喧噪』 (ガンガンノベルズ)

獅子王(ぐれん)会長と喧噪と日常 (ガンガンノベルズ)

獅子王(ぐれん)会長と喧噪と日常 (ガンガンノベルズ)

動物の DNA を発現した人間"ワイルド・ハーフ"を集めて教育する学園に連れてこられた忍.何の説明も受けずに転校してきた彼の発現した体質は「肉」──ライオンやチワワといった肉食動物の能力を発現した女の子たちの食料になるという力だった.
女の子たちがよってたかってひとりの男を甘噛みするという,良くも悪くもいつも通りの紅月先生(全年齢向け)といった感じ.強いて言うならメインヒロインのはずの紅蓮(ライオン娘)の影が薄いのが気になった."ワイルド・ハーフ"という看板を掲げながら,登場人物の動物的成分は薄く,いちばんケモノ要素の強い娘がいちばん影が薄いってどういうことかー,と.