- 作者: 新井円侍,mebae
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 文庫
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──自分があの怪物の存在に衝撃を受けたように。
シュガーダーク 埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫) - はてなキーワード
──ここでずっと暮らしてきた彼女は、あの怪物が存在しない世界があることに衝撃を受けているのだ。
上官殺しの冤罪を着せられ
第 14 回スニーカー大賞・大賞受賞作.ハルヒ以来 6 年ぶりに出た大賞ということで大々的に売り出された様子.……なんだけど,どうも合わなかった.少女メリアは感情が乏しいだけならともかくあまりに芯が無い.そんな少女と,身近にぞんざい*1に置かれた生/死との組み合わせで動くお話はものすごく人形遊び的というか,少年の頭の中の願望のみで出来上がった箱庭的世界というか.文字通りの意味で気持ちが悪い.個人的には「planetarian」を読んだときと同じ種類の気持ち悪さを感じた.ファンタジー風の世界観は確かに魅力的で面白いとは思うんだけど,この物語はちと好きになれそうにないなってのが正直.
*1:ぞんざいであることは悪いとは思わない