- 作者: ツカサ,近衛乙嗣
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/18
- メディア: 文庫
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これまでそんな想像をしなかったと言えば、嘘になる。期待したことさえある。
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けれど、確かめようとは思わなかった。知ってしまえば、次は自分の気持ちに目を向けなければならなくなる。
僕にとっての一番が何か、見つけなければならなくなる。そしてその結果、何かを捨てることになるかもしれない。
それが怖くて──ずっと逃げてきた。
夏休みも終わり.叔父の家から美傘市へ帰ってきた啓介たちは新学期を迎え,教会でひとりの少女と出会うことになる.
いまひとつ乗れなかった.アリッサと未由の間で今更のように逡巡するケースケの描かれ方かな.前の 7 巻で提示した「何かを選択する」というテーマを一歩詰める意図があるのだと思うけど,なんか唐突に語りが不器用になって,かつケースケがいきなりヘタレになってしまったように見えるという.これまでいい感じの信頼関係を描けていただけに,今更そこに戻るのかよ,的な.これは作者の好みなのか技量の問題なのか.まあいつかは決着をつけなきゃいけない事柄だし,ここで三角関係を持ってくるのも悪くないと思うんだけど,急にテンプレにはまってしまったかのような停滞感があった.思わずぐぬぬとうなってしまう私なのでした.