白瀬修 『おと×まほ 9』 （GA文庫）

おと×まほ 9 (GA文庫)

もうだめだ。この人は委員長改め委淫長だ。奥ゆかしく、清楚でしとやかで淫らな人だ。前々から感じていることではあるが、ボクはいずれ、本気でこの人に堕とされてしまうのではないだろうか。

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「魔法少女」幾瀬依は，かつて戦い方を教えてくれた先輩の跳琉と再会する．妹の鳴といっしょにノイズと戦っていた跳琉は，チューナーを引退するつもりであると依に告げる．妹はすでに自分より強くなりつつある，自分が守る必要はすでになく，なにより妹の足手まといにはなりたくない，と．
24 歳，魔法少女の 加齢 華麗なる引退劇．今回は掛け値なしに良かった．シリーズ九巻目にしてベストエピソードじゃないかな．なぜ戦うのか，何を守りたいのか．思いは形を変えてしっかり受け継がれる，というあたりを描ききっていた．まあ非常にベタな体育会系話でもあるので，魔法少女ものでやらなくてもいいだろうという気もする（今さら）．しかし，話に核，ってか伝えたいことがあると，しっかり引き締まるものだなあと実感したのです．