『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』 (プロトタイプ)

planetarian (プラネタリアン) ~ちいさなほしのゆめ~

planetarian (プラネタリアン) ~ちいさなほしのゆめ~

Key のキネティックノベルの移植作.文庫にするとテキスト量は300ページくらい? 大体予想はしてたけど,「泣け」と言わんばかりのシナリオでした.これは好みなのかなぁ,私はぜんぜん感情移入できなかった.読みながら細かい疑問や不審点がいくつも浮かんで気になって仕方なかった.それこそ重箱の隅を楊枝でつついて Destroy できそうな勢い.面倒なのでやめますが.とにかく私には合わなかった.

おかゆまさき 『撲殺天使ドクロちゃん⑧』 (電撃文庫)

撲殺天使ドクロちゃん〈8〉 (電撃文庫)

撲殺天使ドクロちゃん〈8〉 (電撃文庫)

トーリー進行は相変わらずストップ気味.サザエさん時空に突入してしまったのかしら.なんらかの変化が起こることをを毎巻毎巻けっこう大きめに期待しているのだけれど,流石に期待しつづけるだけの日々にも飽きてきたよママン.
桜くんの粉砕 → 復活のバリエーションだけは地味に増え続けていて,もしかして行き詰まっているのかなぁとちょと心配になった.本来すぐにやらないといけない重要な仕事(データ解析)が行き詰まってやる気も出なくて,いつでもいいような作業(論文翻訳作業)に逃避していた(おかげで留年した)学生時代だったのでつい.
あー,ドクロちゃんにしたちちを出させた件に関しては
    _、_
  ( ,_ノ` )      n
  ̄     \    ( E) グッジョブ!!
 フ     /ヽ ヽ_//
でした.

竹宮ゆゆこ 『とらドラ3!』 (電撃文庫)

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)

よかった.けど,ちょっとパターン化してきてないかこれ.作者言うところの「飛び道具」にも個人的にはそれほど動揺させられることもなかった.
思うに,ツンとデレの合間の一時的な不安定こそがツンデレの良さであって,だからこそ長期的に描こうとすると難しくて,パターン化せざるを得なくなるんじゃないかしら,とかよくわからないまま書いてみるテスト.パターン化したなかでも,例えば今回だったら大河の叫びでの強引な締め(皮肉ではなく凄く良いと思った)みたいな,強烈なワンポイントがあればたぶん印象はまったく違ってくると思う.作者はそれが出来るひとだと思う.ってことで今後にも期待.
ただ前も書いたように私は『わたしたちの田村くん』の方が好みなのでそっちの続きも是非お願いします.