2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

古河絶水 『かくて謀反の冬は去り2』 (ガガガ文庫)

かくて謀反の冬は去り 2 (ガガガ文庫)作者:古河絶水小学館Amazon 「なんで俺はここまで不人気なんだ!? 就任してまだ一か月だぞ!? 軍に恨まれるような事、まだ何もしてないぞ! なあ、俺が何かしたか、石麿!」「えっと、兄君が急死した後に幼王をいただき、…

八潮久道 『生命活動として極めて正常』 (角川書店)

生命活動として極めて正常 (単行本)作者:八潮 久道KADOKAWAAmazon 僕はかわいい。今日も僕はかわいい。よし!鏡の前で、はっきり声に出して、パンと頬を両手でたたいたら、もっちりした白い肌がはじけた。優希(78)のモーニングルーティンだった。 社会信用…

不破有紀 『はじめてのゾンビ生活』 (電撃文庫)

はじめてのゾンビ生活 (電撃文庫)作者:不破 有紀KADOKAWAAmazon 地球のみんなは言う。ゾンビは醜い。ゾンビは汚い。ソンビは臭い。だが、それでも――私はゾンビになりたかった。 その時の俺は知らなかった。地球政府が正式に樹立した後、新人類が旧人類に対し…

三船いずれ 『青を欺く2』 (MF文庫J)

青を欺く2【電子特典付き】 (MF文庫J)作者:三船 いずれKADOKAWAAmazon 「あの! 先輩は『きれいなバッドエンド』と、『ぐちゃぐちゃなハッピーエンド』、どっちがいいと思いますか……?」 『ペンと花火』が特別新人賞を受賞したことで、千太郎たちは和歌山の…

夜方宵 『探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。2』 (MF文庫J)

探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。2【電子特典付き】 (MF文庫J)作者:夜方 宵KADOKAWAAmazon 「だってこの横臥島は普通の島じゃないもの。本土から遠く離れた離島につけられた鬼ヶ島の異名、そして島に伝わ…

春海水亭 『致死率十割怪談』 (角川書店)

致死率十割怪談 (角川書店単行本)作者:春海水亭KADOKAWAAmazon 「この村な、今の時期は尺八様っちゅう、淫乱ド変態妖怪が出るから気ィつけぇよ」俺は、祖父ちゃんの庭で最悪の話を聞かされた。「淫乱ド変態妖怪の出現情報って、親父の実家で聞きたくなかった…

柳之助 『バケモノのきみに告ぐ、』 (電撃文庫)

バケモノのきみに告ぐ、 (電撃文庫)作者:柳之助,ゲソきんぐKADOKAWAAmazon 「簡単なことですよ、同類(Elementary, Freaks)」 戦場帰りの元軍医、ノーマン・ヘイミッシュは薄暗い部屋で拘束されていた。尋問を受ける彼がこれから語るのは、4人の少女とともに…

川岸殴魚 『シスターと触手 邪眼の聖女と不適切な魔女』 (ガガガ文庫)

シスターと触手~邪眼の聖女と不適切な魔女~ (ガガガ文庫)作者:川岸殴魚小学館Amazon 「もう忘れてしまいました。わたくし忘れっぽい性質なので」シスター・ソフィアがにっこりと笑う。忘れられるものだとも思えないが。「あの燃え盛る炎と、あの感情は心に…