- 作者: 日日日,x6suke
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/07/30
- メディア: 文庫
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それでいて,文体とか台詞回しとか,強烈に惹きつけるだけの力はある.ただ勢いで言葉を並び立てているだけではない,細かい部分への心遣いというか計略も何箇所かで感じられて,1巻から成長の跡がうかがえた.
名作と駄作の間で,すごく危ういタイトロープなバランスで成り立っている小説だと思った.話の空気に酔えるか酔えないか,ひとによって評価ががらりと変わってくるんじゃないかなぁと.
私はおもくそ酔ったひとりであり,今後ともおおいに支持したい意向.