日記風味に綴られるファンタジーげな物語.設定を既知のものとして,最低限の説明しかないのは「日記」だから.とか無理やり自分を納得させた.全体にあっさり気味だったり説明が前後していたり細かい部分がちくちく細かい棘のように気になった.「日記」を意識して意図的にやってるのかな,とちらっと思いはしたのだけど,どっちかと言うと描写力の不足を「日記」という形式で描くことで補っているというのが正しいような気がする.表現方法としては十分アリだと思うけど,あえてこれでやる必然性が感じられないもんなぁ.結果として普通に印象に残りにくい小説になっており残念.同性カップルとかいらないので典型的
犬キャラの鳳くんをひたすらプッシュしてくれてたら少なくとも私の印象は変わってた.十把一絡げにツンデレが礼賛されるこんな世の中じゃポイズン.反動で犬系キャラの時代がやってくる日はそう遠くないはず.かも.