「バカテス」の短編集．3 巻はわりと無理くりにバカをやっている印象が強かったんだけどこれは良かった．短編五編＋幕間すべてにハズレが無い．芯からバカな話よりこの短編集みたくちょっといい話（ショートエピソード）をバカで飾るほうが作者は得意なのかもね．このギャグのキレは短編でこそ生きるのかもしれん．どの話も良かったのだけど個人的にベストは「俺と翔子と如月ハイランド」．翔子と雄二，二人の純情が眩しすぎるじゃない．頭からケツまで気分よく楽しめました．ただしあちこちで大人気の秀吉のアレやコレにはいまいち釈然としなかった私ガイル．『
おと×まほ』ほどでは無いけどイラスト補正がかかっている気がして素直にミトメタクナイっつうか．人気が出るのはよく分かるんだけどね．世論には流されないぞというささやかな反抗の気持ちをここに表明するであります．
