- 作者: ツカサ,夕薙
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/05/19
- メディア: 文庫
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「私は君たちの存在に感謝している。
Amazon CAPTCHA幻類 は人類に可能性をもたらし、私に奇跡を与えてくれたのだから」
彼は思い出す――あの子を救ってくれた、その力を。人類が手にした可能性を。
「そして同時に……私は君たちを憎悪している。幻類は私から掛け替えのないものを奪ったのだから」
彼の中で蘇る――あの子が奪われた絶望を。奪い取った物への憎しみを。
第七特区の上空に現れた浮遊する城《マゴニア》.居城とともに自ら姿を現した,七柱の一である《
人類と幻類による崩壊戦争後の極東世界を描くシリーズ第二巻.設定をいろいろ考えたのはよいけれど,ストーリーの中で説明しきれていない.説明しきれないまま,話のスピードだけは非常に早く,読んでいてどんどん置いていかれる感がある.もともと好きな作家なので,もうちょっと落ち着いて,丁寧にやってくれればと思うことしきりでした.