悪気のない、何気ない一言だったからかも知れない――だから、余計に辛い。
ねぇ――そういう意味じゃないよね?
神宮寺姉妹からの申し出を断れない。純はそれが間違った優しさだと知っていた。至る所で軋む関係に、純は選択をしようとしていた。
「この恋は、もう保留しない」。帯の文句と話の展開から、もしかして終わるのか……? と思ったら終わらなかった第四巻。ひとつの大きな区切りだと思うんだけど、次は何をどうするんだろう。いつもやり過ぎなほど詳細な出典引用一覧に、ガルパンがないのはなぜだろう(答:引用ではないから)。気になって仕方ない。続きをお待ちしております。