『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』 （バンプレスト）

アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女

約15時間ほどプレイ．我慢しながら．これプレイしている間に皆さんの FFXII とか葛葉ライドウとか幻想水滸伝とかバテンカイトスとかの感想が続々とアップされているのを読んで，すっげー楽しそうで羨ましく思っていたものです．

良かったところ

野川さくらの声．演技そのものではなく発声法というか呼吸というか滑舌というか，それがひとりだけ飛び抜けて良くて惚れる．

良くなかったところ

• 簡単すぎ

ダンジョンの謎解きにしろ戦闘のバランスにしろ，すんなり行きすぎて達成感も緊張感もまったく感じられない．つーか戦闘がただの時間稼ぎの足枷にしか感じられない．中ボスでさえぜんぜん苦労しないのはどうなのよ．好意的に解釈すれば「初心者にやさしい」かもなんだけど，しかしこれでは．

• ストーリー

シナリオにしろキャラクターにしろベタなギャルゲの上っ面を撫でただけのものにしか見えず，個人的に惹かれる要素がぜんぜん無い．えらく雑に書かれている印象．

• 操作感

戦闘画面やメニュー画面で一瞬固まるような，カーソルが微妙に引っかかるような感触や間がある．ほんのちょっとしたことだけどすごく気持ち悪い．

ギャルゲヲタを取り込める RPG を，みたいな意図で製作されたんだろうけど（その狙いにまんまと引っかかった私だ），RPG としてもギャルゲとしても温すぎて，少なくとも私はぜんぜん楽しめなかった．せめてゲームとしてのやり甲斐か，シナリオの魅力のどっちかがあればぜんぜん印象が違ったのに．
ということで．

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