- 作者: ツカサ,近衛乙嗣
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/06/19
- メディア: 文庫
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
──自分に何ができるかを自覚すると、“何もしないこと”に罪の意識を覚えるようになる。力が及ぶ全ての物事に責任があるのだと錯覚してしまう。
Amazon CAPTCHA
魔術という力を持っていなければ、こんな薄暗い路地裏へ一人で入ったりはしなかったはずだ。悪者に追われている人を見かけても、自分でどうにかしようとはせず、助けを呼ぶなどの手段を取ったはずだ。
強くなる、というのはこんなにも危ういことなのかと僕は思い知る。《魔狼》 の力で戦っていた頃の僕も、他人からはこのように見えていたのかもしれない。
「世界を“おしまい”にしてしまう」と予言された小学生・英里香を軸に置いた「正義」の物語.ストーリーはかなり重要なポイントを告げている気がするのだけど,亀の歩み.起承転結の「承」を,ハーレム要員を増やしながらゆっくり進めている印象.バランスが正直良くないなあ,と.