西尾維新 『新本格魔法少女りすか 3』 （講談社ノベルス）

新本格魔法少女りすか3 (講談社ノベルス)

けれど、水倉鍵──貴様の処遇はたった今、決定した。何があっても覆らないほどに、どうしようもなく決定した。貴様は死刑だ──ぼくは貴様を絶対に許さない。貴様はこのぼくを──弄んだ。このぼく、供犠創貴を侮辱した。その罪は──歴史上で人類が犯してきたどの罪よりも、遥かに重い。貴様はこの供犠創貴が、己の手をもって直々に、くびり殺す──

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「六人の魔法使い」と戦う小学五年生の供犠創貴と魔法少女水倉りすかの前に，魔法封じの力を持つ“最後の一人”，水倉鍵が現れる．明らかにされる「箱舟計画」の真相に，次々と現れる「六人の魔法使い」たちとの血闘．やー，面白かった．この風呂敷の広げ方とギスギスした緊張感と激しいエンターテイメント性．毀誉褒貶あるけどやっぱ並の作家じゃないなーと思ったことです．ところでこれ，すごいところで話が切れているのだけど，続き出てないのですよね……