カンピオーネ! 15 女神の息子 (カンピオーネ! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 丈月城,シコルスキー
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: 文庫
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「いや、でもさ、どうせ俺たちの体はふつうじゃないし」
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完治まで何か月かかるだろうと憂慮していた護堂は、晴れやかな気分で言った。
「命を賭けた戦いとかになったら、体の奥の方から勝手に力とか呪力ってやつがみなぎってきて、どうとでもなりそうな気がするよ」
「「……」」
アイーシャ夫人の開けた通廊により,古代ガリアに飛ばされてしまった護堂たち一行.歴史の修正など気にせず好き勝手を行うサルバトーレ・ドニを止めるべく,戦いに赴く護堂たちの前に,まつろわぬ神と「最後の王」が現れる.
神殺しを殺すという「最後の王」登場の,時間遡行編(?)後編.タイムスリップとは言っても,やることは基本同じなので緊張感はあまりない.戻れなかったらどうしようとか歴史改変がどうとか,そういう配慮も感じられない.らしいといえばらしいのでマイナスだとは思わないんだけど,上記の引用部分みたいなネタを自分で書いちゃう(実際そのとおりになる)のはさすがに弛み過ぎではないかと思う.フランク族対熊の群れはちょっと良かったかな,くらい.