カンピオーネ! 10 槍の戦神 (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 丈月城,シコルスキー
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/08/25
- メディア: 文庫
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長槍の穂先が白金色にきらめく。刃の名はエクスカリバー。アーサー王伝説の種子となった英雄が、かつて世を救うために振るった神刀である。
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「救世の神刀よ、星をも斬り裂く鋼よ! 我に力をあたえ給え!」
ランスロットと騎兵隊の背後に、白き恒星が忽然と顕れた。
地上に魔王が揃ったときに顕れるという『最後の王』をめぐり,「まつろわぬ神」として顕現したランスロット・デュ・ラック,黒王子アレクサンドル・ガスコイン,カンピオーネ草薙護堂の三者が正面からぶつかる.アーサー王伝説のアヴァロン島と日本神話の淡島を重ねあわせつつ,アーサー王伝説の源流を語ってゆくシリーズ 10 巻.アーサー王伝説が創られた目的や,それが後世(=作中のバトル)に及ぼした影響が興味深い.良い意味でざっくりしてこだわりすぎない,それでいて中二心をくすぐる,バランスの良い考察だと思う.ネタ的というかタイミング的に「Fate」とかぶる部分が多いのは仕方ないかな.エロスとバイオレンスと中二がうまく混ざっている感じ.前も書いたかもしれないけど,男の子の好きなものが全部ここにあると思うのですよ.