- 作者: 瀬尾つかさ,やむ茶
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 文庫
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すでに終電が近い時間だ。閑散とした通りを歩き、ドーム状の建物の前にたどり着く。
かつて、ここには横浜スタジアムという野球場があったという。
二十年前、その空間が、ほかの時空と重なり合った。
20年前.原理不明の時空のねじれによって,世界にいくつものダンジョンが出現した.ダンジョンから現れる怪物たちは,ダンジョンの出現と同じ時期に生まれ
横浜に出現した横浜大墳墓の探索と,その周辺を描く前世もの.最近は異世界転生ものが強いので前世ものは珍しい,かもしれない.転生者である主人公が強く,文字通り無敵.意図してそうしているのは分かるのだけど,緊張感を維持するのが難しいし,ちと退屈だった.ダンジョン周辺の人間同士のいざこざとか,やるべきことをすべてやってて過不足はないんだけども,この一巻の時点では新鮮味もほぼなかった.