- 作者: 谷口裕貴,金田榮路
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2001/11
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (3件) を見る
薄い…….ネタや小道具はかなり多く詰め込まれているものの言葉の羅列止まり.160 ページと物理的に薄いなかで深堀りは出来ず(せず),悪い意味で強引に話が進む.一冊にこんなに詰め込まないでそれぞれのガジェットを掘り下げていけば同じ厚さの小説が 5,6 冊は出来そうな気がするんだけどなあ.結果的にはポストアポカリプス SF の表面をなぞって体裁を整えただけで内容も薄いものになっていた.残念.SF2001 に「二一世紀を担う作家」として参加しました,という内容なのに妙にダウナーなあとがきがいちばん印象に残ったという.