- 作者: ツカサ,近衛乙嗣
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: 文庫
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アリッサは笑うと僕を見上げ、ようやく身を離した。そして自分の左胸を指差す。
RIGHT×LIGHT7 (ガガガ文庫) - はてなキーワード
「──カラダがないと、たぶんここがドキドキしないのよ」
夏休み後半.過去と折り合いをつけるため,両親の墓がある奈波市へ妹の由衣を連れて数年ぶりに帰省した啓介.かつて世話になっていた叔父の家にアリッサと未由とともに滞在することになったが,時を同じくして近隣地域で連続焼死事件が発生しはじめる.
僅かに明かされる血をめぐる因縁とそこからの一歩.夏休み前半の話だった 6 巻は水着で今回は浴衣.序盤はゆったりしたテンポだったものの,終盤でいきなり性急になった感があって今回ちょっと微妙だったかな.「誰かひとりを選ぶこと」を初登場&初対面の人間に押しつけられて,今さらそんなこと強調されてもなあ,という.際だったところとしては第二のヒロインだった未由がここ二巻で存在感と影響力を恐ろしく増強させていることか.今後の修羅場(色んな意味で)へ向けて備えはじゅうぶん.期待してまっせ.