ツカサ 『明日の世界で星は煌めく2』 (ガガガ文庫)

明日の世界で星は煌めく (2) (ガガガ文庫)

明日の世界で星は煌めく (2) (ガガガ文庫)

  • 作者:ツカサ
  • 発売日: 2020/08/20
  • メディア: 文庫

『さようなら、彼が愛した憎らしい人。妹と仲良くしてくれてありがとう』

その言葉は私の疑問に対する答え。

そして私の命を散らす宣告。

怪物「屍人」の襲来により終わった世界。南戸由貴は、再会した友人の榊帆乃夏と一緒に、帆乃夏の姉を探していた。手がかりを求めて、「魔術師」と呼ばれていた父の残した屋敷で見つけた不思議な鏡。その先は京都につながっていた。

終わった世界、二人は旅をする。「ガールズサバイブストーリー」の第二巻。帯にある「百合×魔法×ゾンビアポカリプス」を全部盛り込みながら、オーソドックスで地道な話作りをしていると感じた。世界が終わってしまった理由、姿を消した姉、魔術師。良い意味で教科書的な、謎が話を強く牽引するストーリーテリングだと思う。派手さはさほどではないけど、読んでいて純粋に先が気になりました。



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