日日日 『ギロチンマシン中村奈々子 輪廻転生編』 （徳間デュアル文庫）

ギロチンマシン中村奈々子―輪廻転生編 (徳間デュアル文庫)

『きら、きら、光る……』
わたしは、知らずに歌っていました。
鎮魂歌か。子守歌か。
でも、歌いたい気持ちでした。
『お空の、星よ……』

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人間と機械の，互いの存在を賭けた戦いの結末．シリーズ最終巻．広げた風呂敷をたたむのはあんま上手くないなー……ってのは前からだけど，想像していたよりはずっと軟着陸だった（いい意味で）．といっても最初に目指していたモノから徐々に離れ，キャラクターとストーリー，最終的に話を動かすモノがどっちつかずのまま終わった感は強いかな．巨女の珊瑚さんに襲い来る七つの地球と，ビジュアル的に分かりやすく映える場面が多くテンポもいいのでなんだかんだ読んでて飽きなかった．いくぶんひいき目が入っているのは否定しないけど悪くないシリーズだったと思いますよ，と．