銃皇無尽のファフニール12 ダークネス・ディザスター (講談社ラノベ文庫)
- 作者: ツカサ,梱枝りこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/08/02
- メディア: 文庫
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『上昇していたバハムート周辺の気温が再び下降――けれどバハムートの体表面温度は上がり続けています。外殻が膨張……いえ、変形して――』
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もう間近に迫ったバハムートの異常は俺の目にもはっきりと映っている。
バハムートの体の各所が膨れ、奇妙な突起物がいくつも出現する。
「あれは……角?」
地球上の四カ所に直径三百キロの黒いドーム――不可知領域が出現した.その中から現れたのは,はるか昔に退けたはずの五番目の災厄,“恒生”のバハムート.熱を喰らうバハムートに対抗するのは,ユグドラシルの記憶から構築された
今回のテーマは「艦隊戦」とのことで,巨大ドラゴンと戦艦との戦いに多くのページが割かれる.人間対ドラゴン,地球対宇宙,現実対虚構.スケールを変えつつ,異能力とかも使うけれど,なんだかんだと本質は怪獣小説だと思うんだよね.しかし相変わらず,というかいよいよストーリーとハーレムとの乖離が大きくなってきたなあ.ハーレム描写はどんどん取ってつけたようになっていく一方で,女の子はどんどん増えていくこのちぐはぐさは何なんだろう.おすべきポイントがどっかずれている気がしてならない.