旭蓑雄 『混沌とした異世界さんサイドにも問題があるのでは?』 (電撃文庫)

混沌とした異世界さんサイドにも問題があるのでは? (電撃文庫)

混沌とした異世界さんサイドにも問題があるのでは? (電撃文庫)

でも、そんなのいまさらだろ!?

尻尾のない蛇女(ラミア)! 男らしい淫魔(インキュバス)! で、今度は泣かない泣き妖精(バンシー)だ!

…………

「……よくよく考えると、何でこんな色モノばっかりなんだ? 絶対おかしいだろ……」

ある日,高校生の創真は事故によって異世界に転移してしまう.いろいろあってラミアの少女,オメガとともに調達士になった創真は,元の世界へ帰るために様々なクエストをこなしていくのだが,当然ながら一筋縄ではいかないわけで.

混沌としたパーティで異世界ファンタジーの常識……もといお約束にケンカを売る異世界ファンタジー.嫌みもなく他愛もないコメディ.これといって言うことはないのだけど,作者のこれまでの作風から見ると異色作といえるのかな.