赤井紅介 『パーフェクト・ブラッド 3 雪の夜想曲†空の奇想曲』 (スーパーダッシュ文庫)

学校帰りに突然抱きついてきた金髪少女.その正体と願いとは.
裕樹と透華のバカップルぷりはますます磨きがかかっており安定.ニヨニヨした.話のパターンは 2 巻と似た感じでよく言えばこちらも既に安定,悪く言えば早くもマンネリ化.世界の命運だとか兵器だとかを恥ずかしげもなく直球で使いまくる中二病センス(褒め言葉だよ)は相変わらずで良かったのだけど,使いまくったおかげで終盤は説明調が続いてテンポが落ち,ぶっちゃけ退屈だった.惜しかったなあ.つってもこれまで読んだ感じ,作者は中二病を上手く御しつつ話を運ぶだけの技量とバランス感覚は持ったひとだと思っている.もうちょい期待して見ていきたい.