- 作者: 日日日,山崎透
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/05/22
- メディア: 単行本
- クリック: 15回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
ちなみにエリーに悪気はない。
Amazon CAPTCHA
彼女はただ性格がお姫様で、周りの迷惑を考えないだけである。
わがままで高飛車で、自由なのだ。
子供ともいう。
戦争と自然破壊によって『死の惑星』となった地球と,地球化物質〈テラフォミオン〉によって人類第二の故郷になった〈うさぎさん惑星〉こと月.ふたつの星には〈玉宮〉,〈月宮〉と呼ばれる二種類の地球人と,〈月裏〉と呼ばれる月の先住民が暮らしていた.
〈うさぎさん惑星〉と地球をめぐる人々のお話.三種の人類の関係だったり,母と娘の関係だったり,『死の惑星』と〈うさぎさん惑星〉がともに生きる話だったり.大きな陰謀とミクロなあれこれを並行して描きながら,全体としては一貫した優しい雰囲気でうまくまとめていると思う.第二話「にんじん畑の怪物」なんかも,ベタではあるんだけど照れなく衒いなく優しい話に仕上げている.これは好みだなぁ.作者の進行形のシリーズでは今のとこいちばん好きかもしれない.