- 作者: 岡崎裕信,Show
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 文庫
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「親父の球、結構速かったよ。あと、フォークびっくりした」
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水撒きに飽きた年少組は今度は野球ごっこのようだ。バットやボールを勝手に持ち出して、天馬や観名備の真似をしはじめた。
父から子へ、子から孫へ。受け継がれていくものは、血だけではないのかもしれない。
エデンの作った魔法薬の失敗で,パパが七人に分裂してしまったでござる.大変だ,このままでは家が狭くて窮屈だ!
一晩にして記憶を失い,15 歳に若返った父親・鶴屋天馬と,なにやらいろんな能力を持つ七人の娘たちとの,騒がしくも慎ましいゆるふわ日常生活,第二巻.擬似家族ものというかハーレムものというか,両方のおいしいとこどりで作られているのか.女の子七人が並列的にだーっと(たいていは怒涛のように)出てくる場面も,それぞれの個性を出して描いているのは上手いと思う.記号化の極みと言われるとまあそのとおりなんだけど,ちゃんとひとりひとりの可愛さが出てるし楽しいし.良かったです.