- 作者: 明月千里,mebae
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2010/12/14
- メディア: 文庫
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「いやー、そこの彼を殺すだけなら、次のゲームの開始直後にでもできるけどさ。ポイント差がこれだけある今、もうそれじゃつまらないし。そうだねー、そこの彼は、他人が巻き込まれるのを嫌がってるようだから、なるべく大勢を巻き込みつつ、殺してあげるよ」
月見月理解の探偵殺人 4 (GA文庫) | 明月 千里, mebae |本 | 通販 | Amazon
《探偵殺人ゲーム》のネットコミュニティのひとつ『黒の箱庭』.そこでのゲームに勝利すると,なんでも願いが叶えられるという.いっぽう,ゲームの敗者には行方不明者が出るなど,不穏な噂もあった.初の妹・遥香がこの『黒の箱庭』に接触しているらしい…….
新たなヤンデレ登場の第四巻.今回は《探偵殺人ゲーム》の進行にほぼ一冊を費やしている,今まででいちばんゲーム小説らしい巻.《探偵殺人ゲーム》のルールや必要な駆け引きを分かりやすく解説してくれている.ハッタリや異能力は控えめに,駆け引きやキャラクターの心情を合わせてじっくりと描いている感じ.そのぶん地味な展開に見えてしまうのは仕方ないのかな.三白眼ぞろいの女の子たちはどれもいいと思うし,今後のさらなる発展を楽しみに読み続けていこうと思った所存であります.