- 作者: 川岸殴魚,Ixy
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/02/18
- メディア: 文庫
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「じゃしんさまがふたり……おのれにせものめっ!」
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かえでは女の子の僕をかばうように立ちふさがり、僕に対して身構える。
「おいおい。なぜその判断だ!」
「かえで、それは偽物ではありません。出がらしです!」
もうすぐ文化祭.5 巻で生徒会副会長となった大沼は,生徒会長と美術部長の間で罵倒され,ストレスにさらされていた.「このハマチ以下! イナダ野郎!」.そのストレスが原因なのかなんなのか,ふたりに分裂してしまった大沼だった.
相変わらずの大安定を見せるシリーズ六巻.文化祭にメイド喫茶と,学園ラノベのお約束を材料にしながら,それだけで終わらないのは素晴らしい.思わぬところに伏線が張ってあって油断できない(まあそんな大したものでもないけど).それにしても,今回はギャグが妙に攻撃的だったのは気のせいかな.カバーイラストは見ての通り.中身も女子高生マネージャーが暴走トラックのハンドルを握り,逃げ惑う住人たちを巨大なタイヤでイノベーション(破壊的刷新)! だの,「KAGER●U」の作者の末路だの.面白かったのは確かだけどなんか違和感はあった.