- 作者: 大谷久,笹森トモエ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/02/19
- メディア: 文庫
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「私がここに来たことですでにお察しのことと思いますが、三か月後に開催が決定しました。じつに四百年ぶりに〈脱衣の儀〉が開かれるのです」
脱衣伝 (ガガガ文庫) | 大谷 久, 笹森 トモエ |本 | 通販 | Amazon
古織神社の一人息子,古織木綿の前に現れたモデルのような爆乳美人.彼女は木綿が「脱衣士」の血を受け継ぐ後継者であると言う.400年ぶりに開催される天下取りの儀,〈脱衣の儀〉に参加することになった木綿は,お針子巫女の天縫ミシンとともに特訓を開始する.
全裸にされたら負けの,天下を賭けた脱がし合い.スポ根小説の一種,と言って間違いないのだけど,内容は恐ろしく大雑把.特訓の内容と身につくスキルの関連がよく分からない,400年ぶりでほとんど知られていなかった儀式がなんで3万も集客できるのか,〈脱衣の儀〉のルールが曖昧すぎる,など,ストーリーのあらゆる要素に説得力がまるでない.練り込みがなってないにもほどがあるのでは…….