吉野匠 『終末領域のネメシス』 （このライトノベルがすごい！文庫）

終末領域のネメシス (このライトノベルがすごい! 文庫)

「地獄に落ちろ」
ぼそっと吐き捨てたが、顔を背けた浅野はともかく、鷹野は微笑して答えた。
「僕は、とうに地獄にいるとも」

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人口七万人の地方都市，天野原市．なぜか誰も市外に出ることを考えない街に住む高校生の遠野冬輝は，この世界がウイルス生命体「ネメシス」の侵略により，壊滅状態に陥っていることを知ってしまう．
ドーム都市もの．文章が説明的なのに表層的なことしか書いてない，人称がいいかげんと欠点がぜんぜん変わっていないのはもう期待しないほうがいいんだろうな．ウイルス生命体相手なら他に戦いようがあるだろうとか，この世界のインフラはどうなっているのかとか，設定のほうもむやみに穴が多い．辛い．