『りぜるまいん』みたいな話.という説明でどのくらいの人に通用するのかしら.
女嫌いの元に押しかけ女房がやってきて空回る,てなプロットは「りぜる」と似てる.しかしながら,「りぜる」がりぜるをぐいぐいと前面に押し出したお話作りをしていたのに対し,こちらはヒロインたる真雪の影が今ひとつ薄い.さらには惚れた惚れられた理由に説得力があまりない.結果,いまいち.こういう強引なストーリーを作るならもっと徹底的にバカやったほうがよかったんじゃないか.
せめてヒロインが魅力的に描けていればもうちょっと印象が変わったと思うんだけどなー.
- 作者: 野村美月,森永こるね
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2004/12
- メディア: 文庫
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