- 作者: 明月千里,mebae
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2010/08/15
- メディア: 文庫
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「事件を起こすのは君だ。あの殺戮女と老害ジジイ、そして残るこの別荘内の全員を騙くらかして、ばれて殺されないように切り抜けろ。失敗すれば俺様と仲良く墓の中だ。今回はそう──君に犯人になってもらう」
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「真相をつかみかけた人間は、犯人に殺されるのが常だからね」
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「わたしは主役級だから大丈夫だと思います、が」
そういうことを自分で言い出すのが一番危ないんだよなぁ、と思ったけど。それは言わないことにした。
月見月家の管理する孤島の別荘に招待され,一週間のバカンスを過ごすことになった初たち.そこにいたのは,不老不死を自称する金髪碧眼の少年月見月久遠.盲目の少女暗殺者月見月真理.そして,精神感染する殺人衝動ウィルス《
変態能力者たちと仕掛けたっぷりの殺人屋敷を相手にした,第三の探偵殺人ゲームのはじまりはじまり.ゲームのルールからガチガチに固めていった二巻からすると,話の組み立て方から変えている感があった.キレたキャラクターは相変わらず楽しいのだけど,ウィルスの精神感染を防ぐ方策など,用意しときながらストーリーに活かされていない仕掛けがいくつかあるのは気になった.イラスト的には水着サービス回だったけども,お話的にはそこ以外のサービスシーンがずっと多かったのはこのシリーズらしいひね具合というか.