折口良乃 『死想図書館のリヴル・ブランシェII』 (電撃文庫)

死想図書館のリヴル・ブランシェ〈2〉 (電撃文庫)

死想図書館のリヴル・ブランシェ〈2〉 (電撃文庫)

「ほほほひはははふひはほはふへへひははひはひへほんほふひはひはほうほほひはひは。ほほほほんはひっほふはふへはへんへ」
「宇宙人がいるぞ」
お礼を言ってんのは想像つくけど、食ってから喋れ。

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彷徨う死書を収める死想図書館.その司書リヴル・ブランシェと『筆記官』(ライター)の黒間イツキは,逃げ出した死書『喫茶養生記』を追い,修学旅行に便乗して京都へ向かう.
意思と力を持った死書と戦う異能バトル.学園異能というよりはコスプレ異能と言ったほうがらしいかな.新たな能力者『主賓客』(イーター),地獄に繋がる六道珍皇寺金閣寺の池からクトゥルフなどなど.個々の場面だけ抜き出すと良さげなんだけど,通して読んでみるとあんま脈絡がないせいかいまひとつ盛りあがらない.取り立てて悪いわけでもないんだけども.まあ,京都はとってもおっかないところである,ということはよく分かりました.