カミツキレイニー/原作:磯光雄 『地球外少年少女 前編 ~地球外からの使者~』 (ガガガ文庫)

「あの頃、月で十人の子供が死んで、地球人はほとんどが宇宙進出に反対するようになった。人間は地球に帰るべきだって。……でも俺たちはどこに帰ればいい? 地球の重力に耐えられない俺たちには、帰る場所なんか……ない」

『電脳コイル』以来15年ぶりとなる磯光雄監督作品全6話のノベライズ、前編。ここまでは劇場で観た。話自体は区切りを含めてほぼアニメ版と同様。商業宇宙ステーション「あんしん」の全体像に、現在位置や巻末に用語解説集がついており、自分のペースで読めることもあって、怒涛の情報量をワッといっきにあびせかけるアニメ版と比べて理解しやすい。アニメではカットされたと思しきシーン(理由はわかる)もあるので、併せて読むべき親切なノベライズだと思いました。



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