「初期不良じゃないのか、この時間? どこの時間だ?」
「宇宙です」
「また宇宙か……宇宙の不具合多いなあ、何回クラッシュしてるんだよ」
「宇宙の住人、時間犯罪者多いですしね」
「よくないなあ、宇宙」
高校生の久遠空々梨の下校途中、巨大隕石が地球に激突して、人類は滅亡した。空々梨が目を覚ますと、そこは隕石直撃の三日前。従姉妹の非数値无香が言うには、空々梨は星間諜報組織〈偵察局〉のエージェントだったのだが、
2013年に一迅社文庫から出版されたドタバタ時空SFの新版。もともとは男子高校生が主人公だったのが、
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