木村航 『コトノハ遣いは囁かない 2』 (MF文庫J)

コトノハ遣いは囁かない〈2〉 (MF文庫J)

コトノハ遣いは囁かない〈2〉 (MF文庫J)

「わたし、然葉さんがわからない」
「ぼくだってわかるわけじゃない。でも、ぼくたちには言葉があるじゃないか」
「言葉は嘘だわっ」
「じゃあ心って本当のことばかりかな?」
「……え?」

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ナイトメアとは,人間の願望が姿を変えた怪物.ナイトメアを倒すべく結成された組織アウェイカーの一員である魔女・細木然葉は,様々なことに戸惑いながらも,新しい日常に馴染みつつあった.そんな彼らアウェイカーの前にもうひとりの魔女・小川亜里守子が現れる.
わんだーらんっ 「学園マジック・ファンタジー」第二巻.もうひとりの魔女,女王,ママ,あと普通の女の子と魔女の間にあるもの.テキストのセンスや,オノマトペのチョイスは相変わらず卓越したものがあると思う.チキタキチキタキチキタキ…….ただ,ストーリーはいまいち盛り上がりに欠けた感があったかなぁ.三角関係や「ママ」の存在など,重要なファクターはいくつもあったんだけど,ほぼ全体的に一本調子だったために,ここぞという強いインパクトが残らなかった.メリハリっつうか緩急というか.そもそものアイデアは悪くなかっただけに,この書き方は少しもったいなかったんじゃないかと思ったのこと.