ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?(2) (電撃文庫)
- 作者: 新八角,ちょこ庵
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/06/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
「もう、ヒトの時代なんて終わったんだよ」
「……終わった……?」
「人類史なんていう狂った祭りみたいな時代は終わったんだ。ヒトは自分で穴を掘って、みんなで静かに墓に入った。地上に残っているのは、終わった祭りの残り火を見て、楽しいと思える馬鹿だけだ。そいつらのことなんか、気にしなくていい」
ある夏の暑い夜.世界中の空を覆った大規模オーロラの影響で,東京にも大規模な電磁災害が発生する.アラカワにある食堂,《伽藍堂》にはなぜかスライムが大量発生.
語られるのは200年前の記憶と,2年前の思い出.ポストアポカリプス都市TOKYOを舞台にした百合&飯SFの第二巻.
東京のすみっこという決して広くない舞台に,アダチのジャングルに住むエルフあり,各勢力の縄張り争いあり,白鯨も登場とかなりの密度が詰め込まれている.しかもそのほとんどが伏線として物語に効いている,という.更には一巻にもまして濃厚な,それでいてやりすぎにならない程度の百合成分.てんこ盛りなのにリーダビリティも高いし,本当にきれいにまとまるのが楽しくてたまらない.良いものでした.ぜひとも一巻とあわせて読んでほしい.
kanadai.hatenablog.jp